東つつじケ丘の陥没②~当日のこと~

これは調布市が19日に公表した、市として把握している範囲で当日のできごとを時系列に並べたものです。NEXCOの測量士が朝8:30頃に異常に気づいてから、市に連絡が入るまで、実に3時間以上も空白の時間があったことが分かります。(その間の亀裂の変化は下のPDFをクリックして拡大してください。)しかも消防や警察に連絡を入れたのは近隣住民の方だったということで、緊急時対応がまったく機能しなかったことが露呈しています。

20201019都市整備部情報提供01のサムネイル

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事業者としては地上への影響はないという前提に立っているものの、住民から緊急避難の計画策定なども含めて安心安全のための要望が寄せられていたため、「緊急時の対応」を作成していました(全体のPDFはこちら)。19日当日、本当にこの通りに情報伝達等が行われていれば、事業者から市への連絡に3時間もかかったり、住民から消防や警察に連絡が入った直後に陥没が起きるということはあり得ないはずです。

なぜこの通りに進まなかったか、という理由の一つには、事業者が「緊急時」と定めている定義に問題があります。

事業者が緊急時と定義しているのは、地中で土砂が崩れ、掘って出た土以外の土砂がトンネルの中に大量に流れ込んだ時です。しかし、今回特にトンネルへの土砂の流入は起きておらず、陥没の原因は別のところにありそうです。また周知の範囲は「掘削部を中心に土被り程度」となっていますが、今回陥没が起きたのはひと月も前にトンネル工事が終わったところでした。

事業者が作成した「トンネル工事の安全・安心確保の取組み」が絵に描いた餅であり、今回まったく機能しなかったことは厳しく追及していかなくてはいけません。たまたまけが人など出ませんでしたが、陥没後の穴は、水面まで5m、その下の水が一体何m溜まっているのか計測ができないほど深いものでした。もし子どもが落ちていたら?大人であっても、一人で歩いている時に落ちていたら?考えるだけでぞっとします。

工事の一時ストップは当然ですが、原因究明、対策、情報公開、住民の理解、健康被害への対応など、住民の声を聞きながら、しっかりと求めていきます。