幹事長会議でのこと
※追記:「議事録に残らない会議でのこと」とのタイトルにしていましたが、幹事長会議は市議会HP上では会議録が公表されていませんが、記録は残っていますのでタイトルを訂正いたします。
調布市議会には「幹事長会議」という会議があります。各会派の代表者が集まって情報共有などを行う場で、他の議会では「代表者会議」と呼ぶところもあります。私は一度、ここで「謝罪」たるものをさせられたことがあります。今から思うと謝罪をする必要があったのか、まだモヤモヤした思いが残っていますが、まだ議員になって1年も経たない頃で、事態が理解できませんでした。
発端は、当時使用が始まったばかりのLINE WORKSというアプリを使って、所属していた委員会の皆さんに外環道トンネル工事の影響に関わるテーマについてミニ学習会へのお誘いをしたことでした。希望する委員には参加をしてもらえたらと、議員間の連絡にも使う前提で提供されたアプリで、建設委員会の委員宛にお誘いのメッセージを送ったのでした。
事態はまったく予測していなかった方向に進みました。メッセージを受け取った委員の一人が議長室に飛び込み、「委員長でもない一委員がアプリを使って委員会の招集をかけた」と非難されました。そして議長室に呼ばれて注意を受け、さらに幹事長会議で謝罪をさせられました。
なぜ謝罪をすることにまでなるのか、自分が意図したことと自分の行動を何度思い返しても分かりませんでした。事務局とも話し合いましたが、「謝罪しておいた方が丸く収まるだろう」ということになったように記憶しています。謝罪の場では、(理由はよく分からないけれど)議会の秩序を乱した(みたいで)申し訳ないということと、外環道トンネル工事の陥没事故で被害に遭った住民に寄り添うために、特別委員会には所属していないけれども、皆さんと同じように力になりたいと思っている、ということを述べました。
その後も厳しい意見が出されましたが、はっきりと何が問題だったのか理解ができませんでした。ぼんやりと理解したのは、外環事業については調布市議会は一枚岩になるのは容易ではないらしいということと、LINE WORKSというコミュニケーションツールを日常的に使うことに抵抗がある議員がいるらしいということでした。
その後も色々なことがあり、「開かれた議会」を目指す調布市議会の一員としても、有権者の皆さんにはきちんと知らしていかなければならないと思っていましたが、なかなか筆が進みませんでした。熱心な議員と職員が私のブログやSNSをチェックしているからです。
一議員として言論の自由を守りつつ、市議会で起きていることを伝えるにはどうすれば良いか。まだまだ大きなテーマです。
この話はまた次の機会に…。
イラストはイラストACから