「みんなで語ろう ちょうふの環境のいまとこれから」に参加
調布市の環境基本計画がちょうど中間期を迎えるということで、見直しのための中間報告会が行われました。
環境保全審議会委員を務めておられる奥真美先生の基調講演では、国際社会や国、都のさまざまな動向について多くの情報を紹介していただき、それを踏まえて調布はどうするのか?という問いかけがされました。脱炭素化は、国が2050年までに80%削減を目標値としているのに対し、都のゼロエミッション東京戦略はゼロを目標値としているということで、調布も都に倣って意識を高めていきたいところです。
基調講演の後は、5つのグループに分かれてワークショップが行われました。多岐に渡る環境問題のいずれも、今行動を起こさなければならない喫緊の問題ばかりです。危機感をもって生活の中で個人レベルの取組みを始めている人もたくさんいらっしゃることが分かりました。そういった一人一人の小さな取組みの積み重ねが地球を救い、人間を含む生物の命を救うことになることを、分かりやすく周知、啓発する努力が必要です。特にオリンピックのレガシープランの中にも環境に関わるテーマがあるのですから、そこをもっとアピールして、調布市の環境施策をもっと推し進めたいところです。
奥先生も今後の課題の一つとして挙げられましたが、未来を担う子どもたちをいかに巻き込んでいくか、これは本当に本気で取り組まなければならない課題です。今の子どもたちは、3Rなどについても大人よりもずっとよく知っていますし、発想も豊かです。地球の未来について考える仲間としては、頼りになる協力者になるはずです。
子どもたちにもっと教育するべきだという声が聞かれましたが、大切なのは学校で知識を教え込むことではなく、大人が日々の生活の中で地球環境を意識した行動を取り、その姿を見せることではないでしょうか。子どもたちへの教育が不必要だとは言いませんが、大人の意識を変えることが先決だと思います。調布市環境基本計画の後半戦の取組みをしっかり見ていきたいと思います。