2020年成人式に参加

穏やかな陽気のもと、グリーンホールで行われた成人式に参加しました。今年の成人式の対象者数は、昨年よりも12名多い、2354名です。式典にも多くの新成人が参加していました。

第1部の調布中学校の和太鼓部の演奏、第2部での白百合女子大学チアリーディング部、桐朋学園芸術短期大学桜華乱舞のステージも素晴らしかったです。また、式典での長友市長、および第2部のゲストライブを担当された香川愛生さん(調布市出身の女流棋士)のお話も、とても心に残るものでした。

長友市長からは、市長になる前の30を超える海外での経験から3つ紹介があり、世界が広いこと、日本を外から見る目も養ってほしい、それがこれからの日本を良くするきっかけになるはずだ、というお話でした。

香川さんは、緑ヶ丘小学校から第八中学校に進み、中3の時にプロ棋士になった方です。何千、何万という選択肢の中から一手を選ばなければならない局面で、数時間を費やすこともあるそうです。そんな棋士としての鍛錬の中で得たモットーは、「迷った時は勇気が必要な方を選ぶ」だそうです。その方が後悔も少なく、得られることが多いからです。

大人になるにつれ、大きな決断を迫られる瞬間が多くなってきます。それまでは自分の言葉で決断できていたことが、簡単にはできなくなり、どこかで聞いたような言葉でしか選べなくなってしまうこともあります。また、何かをするための選択よりも、何を捨てるかを決める決断の方が勇気が必要だったりもします。でも、後悔は後ろにあるもの。後ろに大切なものが落ちていることもあるけれど、新成人の皆さんには将来がある。前を向いていてほしい。そんなお話でした。最後に糸井重里さんの言葉<勇気は、最後の勝利を信じるところから生まれる>をご紹介くださいました。

新成人に向けて語られた言葉でしたが、40半ば過ぎで新しい世界に挑戦している私自身の心にも響くお話でした。新成人の皆さんも、よく耳を傾けていたように感じました。

新成人の皆さんのこれからの人生が幸せでありますように。思い通りにいかないことがある時には、助けてもらえる優しい調布のまちであるように、ぜひ政治にも関心を持ってください。街も暮らしも市民の力で変えられることを知ってもらえると嬉しいです。