ストップ!地球温暖化!

スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんの訴えによって多くの人々が危機感を感じ始めている地球温暖化。台風の大型化で、すでに私たちも身をもって脅威を実感しているのではないでしょうか。市内でも市民活動、行政施策の中でそれぞれ解決に向けた取組みが模索されています。

10月17日(土)アースデイin調布

例年は5月に開催されていますが、新型コロナ感染症の影響で延期になり、今回はzoomで開催、YouTube配信されました。参加したえねこやさん、原発のないくらし@調布さん、調布環境市民会議さん、「市民による気候変動アクションプラットフォーム350Tokyo」で活動中のHさん、Fridays for Futureで活動中のY君、三鷹のピナットさん、てらのサウルスさん、生活クラブさんからは、それぞれの活動紹介と、コロナでどのような影響を受けているか、というお話がありました。

完全オフグリッドの生活、脱原発の訴え、樹林地の保全活動、生活用品や衣類のリユースやその収入を活用した環境保全活動の応援、自然環境に優しい農業への応援や放射性物質測定といった食の安全の取組みなど、実に多岐に渡るそれぞれの手法で地球環境の保全、改善に取り組んでいる方々が調布市内にいらっしゃることに心強さを感じました。ぜひこの輪をさらに広げて、調布市の「ゼロカーボンシティ」「気候非常事態」「脱プラごみ」などの各宣言、またそれに資する各施策の推進を押し上げ、実効性のあるものにしていきましょう。

10月24日(土)
環境基本計画と調布市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の改定に向けた市民ワークショップ
未来につなぐ調布の環境「みんなでつくろうこれからのちょうふ」

今年度は調布市の環境部が所管している大切な計画が中間見直しや策定の時期を迎えていて、コロナ禍でさまざまな制限がある中、策定・改定委員会が開かれ、市民ワークショップでは関心の高い市民が議論を重ねています。環境基本計画改定委員会ではこれまでの議論に沿ってたたき台ができたところです。今回のワークショップでは、1.里山環境の保全、2.ストップ地球温暖化 新たなライフスタイル、3.環境保全活動の体験、の3つのテーマに沿ってテーブルに分かれ、それぞれ活発な提案、意見交換、議論が行われました。

私は2つ目のテーマのテーブルに参加し、日々自然農に取組んでおられる市内農家の方、えねこやの方、Fridays for Futureの若者などの方々から情報をいただいたり、また日々の生活の中での具体的な取組みについて伺うことができました。自宅がオール電化のため、再エネへの切り替えはハードルが高く挫折していたのですが、再検討してみようという気持ちになりました。こういう気持ちになった時に、適切な情報が入手できることも一歩踏み出すにはとても大切です。

私が参加したグループでは、まとめのタイトルは「エネルギーと食の地産地消」にまとまりました。

「地元の安全な農作物を購入する。マイバッグを持参すればプラごみの削減にもなる。」
「地元電力会社を選ぶ」
「(げっぷで)メタンガスを出す牛は極力食べない。」
*メタンガスは温室効果ガスの1つで二酸化炭素の50倍の温室効果があるそうです!!
「断熱改修で、必要電力そのものを削減」
など、個人で取り組めることからさらに、
「えねこやと農家のコラボ」「エネルギーと食のマルシェ」
「コンポストで生ごみをたい肥化、農業者とタイアップ」
といった新しい取り組みの提案もありました。

今回、委託先の事業者の方がファシリテーターを務めていましたが、出た意見を集約するだけでなく、参加者同士の活発な議論や意見交換を促す進行で、良い計画改定につながるワークショップでした。自宅では15年ほど生ごみ乾燥機を使っているのですが、前から電気の使用料が気になっていました。コンポストの利用も前向きに検討したいと思います!