一般会計予算に反対しました

2020年第一回定例会では、2020年度の予算を審査しました。さまざま評価できる事業もある中、予算全体に対して〇、×の判断をするのは非常に難しく、悩ましいところもありました。特に、一般質問でも強く要望したゆずのき学童(重度の障がいのある子どもも受け入れ、施設内の一部はインクルーシブな空間にする、市独自の新しい学童事業です)で障がい児枠の利用者への送迎サービスが提供されることになったことは、障がいのある子どもを育てながら働く保護者の精神的、肉体的負担を大きく軽減する取組として、大きく評価できる点でした。

しかし、消費税増税、台風19号、そして新型コロナウイルスによる市民生活への影響、オリパラを迎える街として大切にするべき理念(特に市が掲げている「パラハートちょうふ」)にかなっているか、という点を主に念頭に置いて全体を審査した結果、反対をしました。

 

反対討論の要旨

◆厳しい市財政の状況について◆

・歳入・歳出総額は過去最高額、歳出は財政フレームを約10億円上回る予算規模。

・市税収入は減、市債残高は過去8年間で最高額、市債バランスは3年連続でマイナス。

・経常収支比率は目標値達成ならず。 ・財政調整基金は6億円減。

・特別会計との連結ベースでは、9億円余の債務残高の増。

 

◆主な反対理由◆

〇マイナンバー関連予算

・合わせて2億円以上が計上 ・支援が必要な人が排除される制度設計

・番号法19条に隠された個人情報使用の危険性 ・個人番号は実は使われていない?

・地方自治体や事業者への負担 ・利便性だけを謳う政府は信頼できない

〇議員の期末手当引き上げ分

〇国保特別会計への繰り出し金

詳しいことは、国民健康保険に関する条例改正への反対討論 もご覧ください。

〇オリパラ関連 「パラハート」の視点から

・小中学生の観戦料950万円 ・シティドレッシング1130万円

・総合福祉センターの移転について ・更なるインクルーシブ教育の発展を

・認可外保育施設への支援を

 

一般会計予算反対討論本文 PDFファイルを開いてください。