ちょうふ福祉実践フォーラムに参加

調布市福祉人材育成センター主催のちょうふ福祉実践フォーラムに参加しました。

教育分野での取り組みを福祉に生かそうということで、世田谷区の桜ヶ丘中学校の西郷校長先生のお話を伺いました。校則も定期試験もないユニークなこの中学校では、不登校だった子どもたちも登校するようになっています。心身の健康な成長を第一に考え、校則や定期試験の優先順位を下げた西郷先生の判断は的確だったようです。校則や試験を撤廃しても、子どもたちは荒れることもなければ、成績はむしろ上がっているということですので、今の学校に子どもたちの健やかな成長を阻害する要素がないか、よく検証する必要がありそうです。

後半はちょこネットの杉山さんのお話を伺いました。ご自身の子育ての経験から、子育て中の親が交流し情報を得る場所が必要だと痛感されたことからちょこネットを立ち上げられたお話を伺いました。会場からは、子育て中に病院の情報をもらって助かったという声も上がりました。核家族化が進む社会での子育ては、本当に些細なことについても情報を得ることが難しかったりします。(ネット検索などで得ようとすると、今度は情報量が多すぎて選択しきれなかったりしますし。)その積み重ねがストレスや不安につながることもあるので、杉山さんたちの活動はこれからも応援していきたいですね。

カフェaonaは、お父さんが子どもを連れて夕飯を食べに来る光景もよく見られるそうです。まちものさんの温かみのある椅子とテーブルで、安全な食材と優しい味付けのご飯をいただいて、ちょこっと子育て情報を入手したら、きっと明日も子どもと明るく向き合う元気がもらえると思います。