木村草太さん講演会

子どもと憲法
〜子どもを大切に思うすべての人へ〜

府中・生活者ネットワーク主催の、木村草太さんの講演会に参加しました。

家庭、学校、PTAなど、子どもを中心とした社会に、憲法の精神は生かされているでしょうか?特にPTAは、違憲、違法のしきたりが山のようにあるとおっしゃっていました。大人がそれではいけませんね。

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お話の中で一番印象的だったのは、木村さんならではの12条の解説でした。

【この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。】

権利は行使しなければ、権利を使うことへの抵抗感が社会に蔓延し、結果的に行使できない世の中になってしまう。誰もが権利を行使する努力を重ねることが、公共の福祉に繋がる。12条はそう読み解ける、というお話でした。

子どもたちを含め、保障されているはずの権利を行使できずに苦しんでいる人のためにも、すべての人がしっかり権利を行使し、誰が権利を主張することも認め合える社会を目指したいと思いました。

木村さんのご著書もさっそく読んでみようと思います。