総務委員会でのできごとー熟議する議会を求めて

昨年の第1回定例会の時、私は総務委員会に所属していました。その時にあった2つのことについて書きたいと思います。

予算審査をする前に、確か条例改正を11本審査する必要がありました。審査の準備にも時間がかかりましたが、その準備を元に委員会で質疑しました。

そこで、当時、副委員長だった平野議員から次のような発言がありました。

「委員会運営において、ちょっと意見を1つ述べさせていただきます。調布市というのは、議案が提出される前にかなり丁寧に議案等説明会というものを市が持って、どの議員に対してもこれは公平に、きちんと議案をよりスピーディーに理解していただこうという狙いもあると思います。また、こういう委員会とかは限られた日数ですから、その中で全体をきちんと漏れなく審査できるようにというような配慮もあって、議案等説明会というものも市のほうでお願いしますということで持っているものだと思うんですけども、そういった思いを持って理事者のほうも説明会を持っているわけなので、私たち委員にしてみたら、それを一旦受けて、じゃ、この限られた委員会の時間の中なので、より的を絞って、一番この部分が聞きたい、それをきちんと私たち議員もより端的にまとめて、それで質問をしていくべきだと思うんですね。そうじゃないと、特にこの予算とか決算のときは量も多いですから、これ、ほかのいろんな委員が今回の予算委員会の中でこの部分をより詳しく、もう少し掘り下げて聞くぞと、いろいろと考えをお持ちになられながら、この委員会が行われているわけなので、もう少しお一人お一人、委員会に向けての全体の中での自分というものも視野に置きながら進めていきたいと思いますので、これは意見です。よろしくお願いします。

(中略)

…例えば委員会の最後のほうのページのほうになってきたら、もう時間もなくて、それを質問すること自体が、いや、ここで私が質問をしたら、また5時過ぎちゃうなとか、また行政のほうにも、これでやったら残業にもなっちゃうなとか、いろんな余計な心配というか、余計な気を持たないで済むように、きちんと委員一人一人が全体感を見て質問が行えるように努力してくださいということを申し上げたんです。(市議会議事録より)

総務委員会で扱うものは、馴染みがなく難しいものもあり、私の質疑が的を得ていないこともあったかと思います。しかし、11本もある条例改正に対して、結果的には私以外に質疑をする委員はいませんでした。さらに、委員会を通して質疑は非常に少なく、他の3つの委員会の方々が驚くくらい、総務委員会は予算審査が早く終わりました。

確かに私たち議員は、議案に関する説明資料の提供を受け、事前に質問できる機会があります(質問の時間は各部署10〜20分程度)。しかし重要なのは、審査の場は議事録が残る委員会であり、事前の議案説明の場ではないということです。私たち議員は、議案審査を市民の皆さんから任され、そのために報酬もいただいています。職員の働き方改革は重要だと思っていますが、予算審査という議会に付託されている責務の中でも最も重要なものに対して、言論の府である議会が最善を尽くし努力することに、躊躇はいらないと考えています。中には新人の議員もいたため、質疑しにくくなったのではないかと想像しています。副委員長からこうした委員の発言を萎縮させる発言があったことは、非常に残念なことでした。

また、総務委員会が終わった後には、伊藤議員からハラスメントと言える言動がありました。その後の議会内での影響を考え非常に悩みましたが、調布・生活者ネットワークの組織として議長に対し、対応を求める申し入れをすることになりました。その経緯については、こちらでご報告しています。

議会は言論の府であり、議論を尽くして合意形成をはかる、民主主義を体現する場です。市民の皆さんに選ばれた28人が同じように安心して発言できる環境を自分たちで努力して維持しなければ、健全な議論をおこなうことができません。微力ではありますが、こうした議会のあり方を少しでも修正できるよう、今後も努力していきます。