【留保地18】止まらない開き直り答弁〜「条例違反ではない」

すでに【留保地10】でもお伝えしていますが、留保地の計画を実現するには条例の新設やすでにある条例の改正が必要です。

1つは都市公園条例の改正です。理由は、今の条例では公園面積のうち運動施設が占める割合は1/2までと定められていますが、新しい留保地の基本計画では半分を超えてしまうからです。

もう一つは都市計画上の条例です。留保地は第一種低層住居専用区域なので、クラブハウス(2階建て、飲食スペースを予定)が建てられないからです。

そもそも条例とは何か?ということですが、簡単に言うと、「調布のまちづくりのルール」です。行政が勝手なことをしないように、市民と取り交わす約束事とも言えます。だから、新設や改正には市民の代表である議会の議決を経る必要があります。議会にとっては責任の重い責務でもあります。

今回、留保地の施設整備に必要な条例の制定と改正は、まだされていません。秋ごろに予定されています。そのため、現段階では留保地の計画は条例違反、ルール違反の施設です。それを分かっていながら12月には基本設計費を補正予算に計上し、新年度予算には土地取得費、土地造成費、実施設計費合わせて40億円以上を予算計上しています。

これは、議会としても決して許してはならない行政の暴走です。そのため、慎重な審議が必要だと考え、3月16日の文教委員会では委員間討議を提案しました。のちに大問題になることが目に見えているからです。

委員会は(なぜか)長い休憩に入り、その後、この問題に対する市の認識を示す答弁が出されました。

答弁の内容は、「この施設はまだ都市公園条例で(公園として)位置づけていないので、条例違反には当たらない」というものでした。

新しく公園を作ると、条例に市の公園として名称を書き込むための改正をします。その段階に至っていない、条例に市の公園として書き込まれていないものなので、条例違反にらならない、という説明です。

この説明がまかり通るのであれば、行政はいくらでもルール違反の公園を勝手に計画して進め、完成間際になってからルールを変えれば良い、ということになってしまいます。ルール違反をいとわない行政の恐ろしい認識が堂々と示された瞬間でした。残念ながら私以外の文教委員はこの答弁で納得したようで、委員間討議の提案は否決されました。

この開き直ったような答弁をはじめ、留保地計画は基本計画の文面も論理破綻を起こしています。それでも力ずくで進めなければならない背景には、一体何があるのでしょうか。引き続き、チェック機能を果たすべく努めていきます。