2026年度予算の編成替えを求める動議を提出しました
今回の定例会で審査した新年度予算には、市民の皆さんにまだ情報が行き渡らないまま進められている調布基地跡地留保地の計画に関わる予算が40億円含まれていました。
土地造成費や実施設計費を審査した文教委員会では、より議論を深めるために委員間討議を提案しましたが、委員長は会派会議を促すのではなく職員に答弁を用意させ、再開後に委員間討議の提案は否決されました。
そうした経緯もあり、議会内の議論を少しでも深められればとの思いで、意を決して予算の編成替えを求める動議を提出しました。会派のメンバーだけでは提出ができないため、他の会派との調整に時間がかかり、厳しいタイミングでの提案となりましたが、議会運営委員会での了承を得て提出に至りました。
最終日の本会議場では3会派から質疑を受けましたが、残念ながら動議の提出理由である留保地の計画に関する内容についての質疑はありませんでした。質疑の内容は、別の記事でお伝えしたいと思いますが、主には「なぜ動議なのか」「なぜこのタイミングなのか」「賛同者の委員会審査での態度との整合性は取れているのか」といった周辺的なことに関する質疑ばかりでした。
留保地の計画に関する議論が深められず、周辺的なことを理由に否決されたことは、「議会とは熟議し議決する機関である」と市議会研修で学んだことを思えば残念なことでしたが、この経験はまた次に生かしていきたいと思います。
本会議場での理由説明と動議の本文は下記の通りです。本文の方はクリックでPDFファイルが開きます。(より見やすいファイルはリンク先からどうぞ。)
【動議の提出理由】
議案第25号 令和8年度調布市一般会計予算の編成替えを求める動議について説明いたします。
予算に含まれる調布基地跡地留保地の施設整備計画は、重大な課題が看過されたまま、2028年の供用開始を最優先に進められています。
課題は、
・市民利用や費用負担の割合が示されず、市民利用が担保されていないこと
・情報共有や説明責任の不足
・不透明なプロセス
・財政フレーム外の事業としての必要性等についての説明の不足
・自然環境の喪失による影響や生活環境への影響の検証の欠如
・必要な各議決を経る前に基本計画が財務省に提出されようとしていること
など、実に多岐に渡ります。
留保地の活用には、こうした課題をクリアしつつ、同じゴールに到達できる他の道筋があります。複数の選択肢を議論の俎上に載せ、時間をかけて市民が納得できる道を選ぶべきです。そのためにも、一旦立ち止まり、プロセスを見直すため、関連経費を予算から削除し、総額35億3900万円を減額することを求めます。
具体的には、歳入では、3つの款の4項目、計35億3900万円を減額し、歳出では3つの款の3項目、計40億2313万4千円を減額するとともに、差額の4億8413万4千円を財政調整基金に増額するという内容です。新年度、2000万円余しか計上されていない財政調整基金積立金を増額することにより、国保税等の引上げの影響を受ける市民生活支援の充実を期待するものです。ご賛同をお願いいたします。

