【留保地⑪】プロセスの何が問題?
これまでも留保地整備計画の問題の一つは「プロセス」だと言ってきました。
では、あるべきプロセスとは?
今回の進め方では、何が欠けているのでしょうか?
次のようなことが重要なポイントになると思います。
1.市民への周知のタイミング
2. 市民が建設的な意見を出す機会の保障
3. 協議過程の情報共有
4. 市民の意見の反映
分かりやすくお伝えするために、2008年に市が同じ留保地の公園整備計画(「調布基地跡地留保地利用計画」)を作った時と進め方を比較したいと思います。
これは昨年12月の一般質問でモニター掲示した資料です。期間が非常に短いことが分かります。
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もう少し詳しく経緯を比べてみました。
市民の皆さんに知らされたタイミングに黄色マーカー、市民参加の機会は赤字、素案や計画の策定のタイミングに緑のマーカーをつけています。
1. 市民への周知のタイミング
・2008年利用計画:庁内での事前協議を始める段階で共有
・今回の計画:2年前後、FC東京と協議後に共有
2. 市民が建設的な意見を出す機会の保障
・2008年利用計画:6月にパブリックコメントと説明会を実施
十分な時間を取ったと言えるかは微妙だが
周知から素案策定まで1年、素案策定から計画策定まで1年
基本設計段階でも市民参加が予定されていた
・今回の計画:周知から素案策定まで2か月、素案策定から計画策定まで2か月
3. 協議過程の情報共有
・2008年利用計画:公文書資料室にすべて公開
・今回の計画:別のブログ記事に書いたように、ほとんど黒塗りで非公開
4. 市民の意見の反映
・2008年利用計画:運動施設整備を求める意見や、自然をできるだけ残してほしいといった、パブコメや説明会で多く寄せられた意見を中心に計画に反映
・今回の計画:パブコメではやはり自然をできるだけ残してほしいという意見が多かったものの、既存樹木はほとんど残らない
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今回の進め方、プロセスになぜ問題があるのか?それは、納税者である市民の皆さんのための公共施設を税金を使って整備するのに、計画の存在について知らせず、話し合いの内容も公開せず、どのような施設にしたいか市民の意見を聞かず、聞いた意見も計画に反映させていないからです。
そして、こうした進め方は、調布市自身が「市民参加プログラム」や「市民参加手続ガイドライン及び協働推進ガイドブック」で大切にしている市民参加の考え方にも反しているのです。


