第1回臨時会(厚生委員会)

◆国民健康保険条例の改正について
(内容)新型コロナに感染したために働くことができなかった被保険者(給与の支払いを受けている人)に対して傷病手当金が支給されます。

Q:現在、国民健康保険の加入者はフリーランスを含む個人事業主が多いが、給与の支払いを受けている人が対象ということは、こういう人は対象にならないということか。
A:ならない。

Q:市としてそういう人の救済措置は考えたか。
A:案が国から下りてきた時点で意見照会があったので、市からは初日に提案含めて要望をしたが、結果的に叶わなかった。フリーランスなど個人事業主の収入は市での算定が難しいため、救済措置を取ることができない。

◆調布っ子応援プロジェクトについて
<対象>
①児童育成手当・就労援助・生活保護の対象の0歳~中3(2550人)
②児童育成手当対象の高校生(600人)
③①・②以外の0歳~中3(27700人)

<支給額>①②は10000円・③は5000円
<内容>
市内飲食店でのテイクアウト・書店での書籍などの購入ができる商品券
Q:タイムスケジュールは?
A:5月下旬発送、7月下旬まで使えるものになる予定

Q:近隣では現金給付のところもあるが、なぜ商品券なのか。
A:学校が休業中でお母さんが三食作るのは大変なので(!!!)その支援と、市内の商店への応援を兼ねている。

Q:現時点でどれくらい店舗が手を挙げているのか。
A:飲食店93、書店12

Q:93店舗は少なすぎる。「調布っ子応援プロジェクト」と言いながら、商店への支援が優先されていて、子育て世帯が使いやすいものになっていないのではないか。
A:本来の目的は、家事負担が増えている子育て世帯への支援。できるだけ多くの店舗に協力してもらえるよう働きかけていく。

Q:青年会議所のウェブサイトと連携しているということだが、今何店舗くらい登録されているのか。
A:現在171件。(中には商工会・商店会に入っていない店舗もあるので)商品券が使えるように働きかけている。

◆子育て世帯臨時特別給付金について
2020年3月31日まで児童手当を受け取っていた子ども24670人に対して10000円ずつ給付。(100%国からの補助)

Q:給付までのスケジュールは?
A:民法上の贈与契約になるので、渡しますと伝えてから、一定期間(2週間)置いて、その間に「いらない」という申し出がなかったことを確認してからでないと給付できない。5/20の市報でお知らせして2週間を経ると6/3になるので、給付は6月中旬になる。

Q:虐待などの相談への対応、相談件数などの状況は。
A:相談件数はあまり増えていない。ショートステイなどの利用数は一定数あるのでニーズは認識している。

◆国民健康保険事業特別会計
国の補助に上乗せして、子育て世帯1世帯につき市独自に1万円の減免による助成。

Q:多子世帯への負担軽減を
A:多子世帯への負担軽減に努めた。

◆新型コロナウイルス感染症医療体制整備支援費について
①発熱外来を設置する医療機関への支援
②感染者の入院を受け入れる医療機関への支援
③PCRセンター開設にかかる予算

Q:PCRセンター付近の職員の配置は?
A:誘導員として市職員を当てる。慣れてきたら委託する。防護策についてマニュアルがあるので、それにのっとって行う。

Q:医療従事者の必要備品はどうなっているか。
A:マスクやガウンは都からの支給があるので、待っている。

Q:市で所持している防護服は使わないのか。
A:現時点では使う予定はないが、都からの支給が不足するようなら使うこともある。

Q:防災備蓄として所持しているマスクの譲許は?
A:医療従事者用のサージカルマスクがあり、医療機関などへ支給。その他、市で30万枚購入したものを福祉関係や市庁舎内で利用している。

Q:整備費は?
A:1つにつき50万円。7~8か所が手を挙げている。

Q:すでに発熱外来を行っているところが数か所あると聞いているが、そこも含めた数なのか。
A:50万円の対象になる医療機関が8か所あり、そこは今後公表する。それ以外に発熱外来を行っているが、公表を避けるために市では把握できていないところもある。

Q:医療機関の通常の診療との関連はどうなるのか?50万円で足りるのか?
A:それぞれの医療機関で異なるが、診察時間を分ける、動線を分ける、入り口や診察室を別にする、など。この額で了承を得ているが、状況の変化によって医療機関の負担が増えるようなら再検討していく。

Q:PCR検査場の設置は、八王子と町田しか聞いていないが、他はどうか。
A:13か所が検討中、開所済は5か所と聞いている。5月中に設置予定のところもある。

Q:それはどこか。
多摩:5/14~ 町田:4/27ころ~ ?:4/28~(聞き逃しました) 西東京:5/14~ 青梅、稲城も発熱外来を設けていると聞いているが、詳細は不明。

Q:調布市民以外も来る可能性が高いが、どういう認識か。
A:現在、医師会の希望もあり、利用者は調布市民を考えている。まだ検査場が開設されていないところは、これまで通りのルートで検査を受けていただく。

Q:検査の後は?
A:陽性が出たら保健所に連絡。原則、入院することになるが、子どもがいるなどの理由で在宅で療養している人もいる。入院から退院まで1カ月ほどかかっている。PCR検査で2回陰性が出ないと退院できないため。都ではホテルの確保も進めている。

Q:調布でホテルを確保することは検討していないのか。
A:都がホテルの数をコントロールしているので、都から要請があれば市でも考えていく。

Q:市民への告知は?
A:医師会と調整中。HPで告知できるのかどうか、検討中。

Q:市内で感染者35名。10日間増えていない。この35名のその後について把握しているか?
A:感染者への対応は都で行っているので、その後の経過について市では把握していない。

Q:都から情報はもらえないのか?
A:プライバシー保護の観点から都から情報は出ていない。

Q:抗体検査について市で検討していることはあるか。
A:医師会との検討もまだこれから。

Q:近隣の方の中には心配される方もいるはず。感染防止についての説明は。
A:主な感染経路は、飛沫感染、接触感染。ドライブスルー方式なので、近隣の方との接触はない。屋外での待合なので、近隣の方との接触も避けられる。検査の時だけ窓を開けるので、接触の危険性はない。検査したものも厳重に保管する。

Q:車のみとなっているが、徒歩はダメなのか。
A:現時点では安全のためにもドライブスルーのみと医師会から言われている。今後、ウォークインについても検討していく。車がない方は従来の方法を取っていただくが、市独自のセンターができたことで、保健所経由の検査も受けやすくなるのではないかと期待している。