東京外環道工事現場視察

かなり前のことになってしまいましたが、5月30日、狛江・生活者ネットワークのまつざき淑子市議会議員と一緒に、外環道工事現場を狛江から三鷹の手前あたりまで視察してきました。夏から秋にかけて調布に到達するということで、地元住民の方の中には不安でいっぱいの方がいらっしゃいます。自宅の地下を巨大なトンネルが通る住民に対して、土地の所有権は適用されず、補償の対象にもならないという大深度法は、事業者側の都合で作られた法律という印象をとても強く感じます。

野川沿いに続く高い壁。見えないのはトンネルそのものだけでなく、土砂ピットも含め、地上の様子も見えませんが、ただただその巨大さに圧倒されます。そして、地下から掘り出した土砂を一時的にためておく土砂ピットなどはこのように見えますが、当然のことながら、トンネルそのものは見えません。高架式で計画されていた頃に比べて、住民の方々の思いも分断されているようです。

去年6月に気泡が確認された地点です。もう気泡は出ていませんでしたが、白濁が見られました。

ジャンクションの手前、地上へと連結する複数のトンネルが通るため、立退きの対象になり家がないところ、立退きの対象にはなっていないが比較的浅いところをランプトンネルが通るところ、大深度トンネルが通るところに分かれています。

土砂ピットでしょうか。

日常の感覚をはるかに超えた規模の工事です。住民の方々の不安が可能な限り解消され、安全が確保されるよう願ってやみません。