発達・教育支援センター「エール」を視察
去る5月13日、日野の発達・教育支援センター「エール」を視察しました。
ここは、調布で言うと、子ども発達センター、保健センター、教育相談所(教育相談・就学相談)、教育部が一体化した施設、と言えばよいでしょうか。事務室には、教育関係の職員さんと保健師さん、心理士さん、作業療法士さんをはじめとした各療法士さんなどがデスクを並べています。子育てや教育など、子どもにまつわる相談は、18歳まですべて一本化されていて、どこに相談すればいい?と悩む必要がありません。私が求めている、妊娠、出産時から継続した切れ目のない子育て・教育支援が形になっています!
写真の「かしのきシート」には子どもの成長過程における様々な情報を記録できます。わざわざ保護者が学校に提出しなくても、データ化されており、エールから学校にかしのきシート提出者リストが送られるので、担任はいつでもデータで内容を確認することができます。切れ目のない支援を具現化した、すばらしい取り組みです。調布にもiファイルがありますが、十分に周知、活用されているとは言えず、改良の余地を大きく残したままになっています。「切れ目のない支援」と言った時には、どうしても個人情報保護とのせめぎあいにもなりがちですが、紙ベースですと、個人情報だからと厳重に保管されたまま引継ぎがなされない、という事態にも陥りがちです。かしのきシートを一つのヒントにして、調布でもiファイルの改善につなげていきたいと思います。
相談室はマジックミラーになっていて、外から保護者が観察することができます。
こんなことができるんだ!日野の取組みを都内に広げていきたい!そんな気持ちで終えた視察でした。