第四回定例会<一般会計補正予算4号>(賛成)
第四回定例会の補正予算4号は、例年と同じく、人件費の精査が大半を占めていました。その他、台風関連のものなど、市民の安心・安全向上のためのものが多かったため、補正予算全体には賛成しました。しかし、オリンピック・パラリンピック関連事業費については、市民の理解は得にくいと考えます。
賛成討論では、オリンピック憲章に謳われる「虐待やいじめのない平和な世界」の理念にも繋がる調布の宣言や条例を打ち出した「非核平和都市調布」、「国際交流平和都市調布」「ユニバーサルデザインのまち調布」「受動喫煙防止条例のまち調布」のPR、また、大会の持続可能性に配慮した運営方針のテーマ」の一つである「自然共生都市の実現」に合致する崖線緑地保全の取組みなど、調布がオリンピック開催後も大切にレガシーとして引き継いでいきたいものをしっかりとPRすることに有効に使うようにとの要望をしました。
●オリンピック・パラリンピック関連事業費【900万円】
おもてなしボランティアが200名募集のところ396名応募がありました。調布市民の協働への積極的な思いの現れですね。すばらしいことだと思います。全員採用することにしたため、新たにかかる諸費用に200万円が計上されました。残りの700万円は、市独自にデザインを発注する横断幕やのぼり旗、バナーフラッグや懸垂幕などのPRグッズ費用です。
●道路維持管理費・施設修理委託料【2200万円】
大津市でお散歩中の保育園児童の列に自動車が突っ込み、死傷者が出る事故がありました。この事故を受けて、通学路や保育園のお散歩コースについて、改めて安全性を確認するよう、国から通知がありました。市内では、通学路は12校32か所、お散歩コース29か所についてガードレール設置や道へのペイントなどの対応を行うことになり、補正予算に2200万円が計上されました。通学路については、残りの60か所が新年度予算で対応予定です。
●下水道事業特別会計繰り出し金【6800万円余】
水計カメラの設置などの浸水対策事業費、根川雨水幹線維持管理負担金、水門周りの修繕費、浸水被害があった地域の調査や流木・土砂の撤去などにかかる費用として、一般会計から下水道事業特別会計に繰り出すための補正予算です。
●被災者生活再建支援金【1億5600万円】
国の生活再建支援法の対象とならない世帯のうち、半壊以上の被害があった世帯を対象に、住宅の補修などにかかる費用を支援するための支援金で、半分の7800万円は都から補助されます。
●予備費【1億円】
台風19号対応に使われるもので、ゴミ処理、道路清掃、排水作業、消毒、災害見舞金、小学校校庭や多摩川グラウンドなどの復旧、職員人件費などに充てられるものです。